キャンプ場探しをしている時に自分にあったサイトを選択できていますか?
特にキャンプを始めたばかりの方は、ネットやガイド本など行きたいキャンプ場をみつけていざ予約をする時に記載してある、
「フリーサイト ○張」「区画サイト ○区画」
というサイトの種類にどちらのサイトがいいのか首をかしげる人も少なくないはず。
分かりやすく例えると、キャンプ場を住宅の土地、自分のテントが戸建の家とすると
- 分譲地のように区分けされたサイトが区画サイト
- オープンに土地内で好きな場所に家を建てることができるのがフリーサイト
イメージしていただけましたか。
今回はフリーサイトと区画サイトの違いやメリット・デメリットについても詳しくまとめてみました。
サイト選びの前にまずやっておくとよいこと
サイトの種類を知る前にまずやっておかないといけないことがあります。
それは、キャンプ場で使用するテントやタープの寸法(大きさ)です。
実際、現地で設営するとカタログなどにサイズ記載してある大きさにプラスして張り綱などを張るのでサイトに余裕がないとうまく設営ができません。
そのため、設営するテントサイズを知ることはとても重要です。
特に、ファミリーキャンプをされる方が所有していることが多い2ルームテントや、シェルタータイプの比較的大きめのテントは問答無用で確認してください。
区画サイトとは
区画サイトはキャンプ場が指定して区分けされているサイトです。
ロープや植栽などの植え込みなどで仕切られているところが多いです。
区画サイトのメリット
区画サイトのメリットは何と言っても利用する日にその場所を貸し切れることにあります。
予約さえしてしまえば、他者に場所を取られる心配もないので安心して使用できます。
また、区画サイトには水道や電源などがついているサイトもあり、サイト内に駐車スペースもあるところが多いので荷物の積載もスムーズにできます。
さらに、周囲に炊事場やトイレなど設備が比較的整っている場所が多いので初心者には使いやすいと思います。
区画サイトのデメリット
区画サイトのデメリットは予約以外の場所には設営できず、また決められたサイズ内で設営をしなければなりません。
そして、フリーサイトと比較して価格が高い傾向にもあります。
- 5m×8m(40㎡)
- 8m×8m(64㎡)
- 10m×10m(100㎡)
- 10m×12m(120㎡)
前述した様に、大きめのテントは場所をとりすぎてしまったり、サイト内に収まらないこともあります。
また、区分けされたサイトには天候の影響で設営が難しかったり、トイレなどが遠い場所など当たり外れもあるので利用前にキャンプ場に確認をするなど対策をとりましょう。
フリーサイトとは
フリーサイトは特に場内に区分けがなく窮屈感もないので、好きな場所に設営ができる開放的なサイトです。
フリーサイトのメリット
フリーサイトのメリットは好きな場所に敷地の制限がなく設営でき、広い敷地内でストレスなく開放感を味わえることです。
そして、比較的大きなテントも設営することができ、自分好みのレイアウトやアレンジができる点もおすすめのサイト。
また、フリーサイトの多くはロケーションが良いところが多いです。
予約がなくても直前に利用できる場所も比較的多いです。
しかし、最近ではキャンプ場によって混雑を防ぐためにある程度のエリアで分けて利用するところもあります。
そのため、フリーサイトでも○張りとキャンプ場内の合計張り数を予約などで記載されていることもありますが、区画サイトの様に細かい区分はされていません。
フリーサイトのデメリット
フリーサイトのデメリットは自由に設営できる反面、チェックイン時間に乗り遅れてしまうとテントを張るスペースがなくなる危険性もあります。
フリーサイトが埋まっていくのは、景観がよく見渡せるところや、炊事場・トイレなどが比較的近いところなど利用者によって様々ではありますが、サイト全体を囲む様に比較的場所がなくなっていくイメージです。
特にまだ設営慣れしていない初心者の方などは、サイズ感などがつかめないので避けたほうがよいサイトでもあります。
また、キャンプ場内が区分けされていない分、お隣さんや周りのサイトの方へのマナーや配慮は区画サイト以上に問われます。
ちなみにオートサイトってなに?
オートサイトは車を乗り入れることができるサイトになります。
区画サイトには車も乗り入れできる程度のスペースがあるサイトもあるので積載も楽にできます。
フリーサイトも乗り入れできるサイトもありますが、繁忙期などは積載のみで専用の駐車場に駐車するところもあるので注意が必要です。
まとめ
区画サイト、フリーサイトについてまとめました。
どちらのサイトも一長一短あるので一方を選ぶのは難しいですが、利用目的や自分にあったキャンプスタイルでサイトを選ぶのがよいかと思います。
- キャンプを始めたばかりの初心者キャンパー
- 設営慣れしたい
- プライベートエリアがほしい
- キャンプ設営慣れしているキャンパー
- 開放感がほしい
- グループキャンプ